ある掲示板をみて

 

「臨月で子供を死産した妹に、家族としてどうすればよいのか教えてください」

 

先日ネットの掲示板でこのような書き込みを見ました。残念ながら女性しか書き込みできない掲示板だったので返信できないのだけど、もしボクならこの人になんて言うだろう?なんてアドバイスするだろう?それをちょっと想像して書いてみます。

 

 

ボクたちが娘を臨月の死産で亡くし、それに向かい合っていく過程で、自分たちの兄弟の支えは非常に重要なものでした。ボクたちと亡くなった娘を大切に思ってくれていること、それを伝えてくれることでボクたちの心は癒されていきました。

 

しかし、その伝え方は決して一つではありませんでした。

 

妹夫婦は、いつもこまめに連絡をくれたり、家に遊びに来てくれたり、自分たちの子どもが、亡くなった娘の写真にいつも話しかけていることを教えてくれたりしました。

 

一方で、亡くなった娘と同じ年の子どもをもつ姉は、SNSを辞め、ボクたちに連絡をよこさないことで思いを表現してくれました。子育てに追われる毎日で自分が自然に発する言葉が、ボクたちに娘のことを思い出させてしまうと思ったのでしょう。それでも娘の誕生日には、かわいいプレゼントを贈ってくれました。

 

積極的に関わってくれること、あえて関係を断つこと。姉妹の行動は対照的だけど、ボクたちと娘を大切に思ってくれていることが伝わってきて、そのどちらもとても嬉しかった。

 

臨月の死産を経験された妹さんにできること。それは間違いなく「共感」「寄り添い」です。それが兄弟であるあなたなら、他の人よりずっと深くできるはず。なぜなら妹さんの死産で亡くなったのは、他でもないあなたの甥(姪)っ子さんだからです。あなた自身が、大切な家族を亡くした悲しみの当事者であるはずだからです。

 

大切な家族を失った悲しみを、妹さんと分かち合ってください。

亡くなった子がどうすれば喜ぶか考えて、行動してみてください。

妹さんご夫婦とその可愛いお子さんを、いつも大切に思っていると伝えてあげてください。

 

伝え方は様々です。あなたが思うようでいいと思います。時間をかけて(それはとても長い時間です)、ゆっくりとそれを積み上げていってください。そうすればきっと、妹さんご夫婦が心穏やかに過ごせる時間も増えていきます。前向きになったり次のステップを考えるのは、もっともっと時間が経ってからでいいのです。

 

 

 

次回は「泣きたい時にきく音楽」です


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