泣きたい時にきく音楽#11 ハナレグミ / Flavor of Life

 

子どもの時から

ピアノの高音が好きでした。

でもその冷たくて固い音の響きに

何か、もの悲しさを

感じることがありました。

 

大人になって、

やっとその理由が分かった。

 

短い弦を

ハンマーで叩いて生まれる音は

高い振動数で激しく空気を震わせ、

そしてみるみるエネルギーを失って、

他の音よりも早く減衰し、

消えていく。

 

美しく、儚い。

 

溶けていく透明な氷みたいに

 

 

ハナレグミさんによる宇多田ヒカルさんのカバー。原曲ももちろんいいのですが、このカバーはアレンジが本当に秀逸です。やわらかいアコースティックギター、冷たくて固いピアノ、優しくて温かいホーン。シンプルなそれぞれのリフが重なり合って、とても美しく楽曲を彩ります。

 

宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-」収録。

 

宇多田ヒカルのうた -13組の音楽家による13の解釈について-

 

 

 

次回は天使のはなし「19.泣かない」です


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