12.35歳。人工授精。

 

結局タイミング法ではうまくいかないまま、奥さんが35歳になったのを期にボクたちの不妊治療は人工授精にシフトしていくことになりました。

 

35歳…

30代“後半”。四捨五入すれば40歳

妊娠率は下がる、流産率は上がる。

つまりはもう若くないんだな。。。

 

そして人工授精

結局は精液をしっかり洗浄して流し込むだけなんだけど、「人工」なんてネーミングがムダにいかつい。

でも採精、シリンジ、カテーテル…たしかに今までに比べるとずっと医療行為然としています(あたりまえだけど)。

お金もいよいよ本格的に家計に影響しだす金額。なんせ健康保険がきかなくなるのがイタイ。

 

健康保険がきかないって…なんだか

「社会保障費使ってまですることじゃないでしょ」的な

「国民の基本的人権の範疇には入ってませんから」的な

「まぁ自分でお金出すんなら好きにすれば?」的な

つまりは社会からあんまり歓迎されてないことをやっているような気になってしまいます(ボクだけかな?)。

 

それにしても…

人工授精での妊娠率は10~15%(1回あたり)*とのこと。

そんなのまず成功しないじゃん!

 

もう少し調べてみる。

人工授精の回数別の成功率*

1回め:30%

2回め:27%

3回め:16%

4回め:14%

5回め:9%

6回め:3%

 

お?1回目だと30%?30%ってなかなかなもんじゃない。

いや…違うな。これは人工授精で妊娠できた人の中で何回目にできたかってことだな(1~6回目までを足すとほぼ100%になりますね)。妊娠できた基準で考えてどーすんだ。まぎらわしい。ネットでみかけるデータってどうもこの辺の説明が足りてないのが多いよ(。-`ω-)。

 

ともあれ人工授精、まぁ単純に考えれば10回やって1回うまくいくかいかないかということか。確率的にはダメな可能性のほうがはるかに高いのか。

 

読者のみなさまもボクたちと同じかもしれません。

ネットで一生懸命情報を探す。

なにか今の自分にとって明るい材料はないか?

うまくいく可能性が高いっていうデータはないか?

この不安を取り除いてくれるような記事はないか…?

 

気が付けば延々ネットサーチ。でも見つかるのはたいがい「成功率ってこんなに低いですよ」的なデータばかり。

それでも見つけたデータをなんとか自分に有利に解釈して。

少ない確率でも「人工授精で妊娠できました!」ってうまくいった人がいるのを確認して。

そして次は自分たちがその少ない確率に入るのだと信じて。

 

こういったデータたちは日本中、いや世界中の不妊治療医が日夜検査して治療して、そして研究した成績を集めたもの。そういったデータは、確率は、統計は基本的にはウソをつかないと思います(個人の研究者のデータにはウソも多いけど。STA○細胞みたいに)。だから成功率10%の方法は…たぶんうまくいかない。

 

でもボクは、データなんて勝手に都合よく解釈してしまえ!と思いました。

 

そもそも不妊に悩むご夫婦は5~10組に1組。10~20%。この低い確率には当たってるんだから、成功率10%にあたっても何もおかしくない。

よしよしいけるいける。

 

そう考えるほうが…日々気分よく過ごせるとボクは思いました。いいように考えてても、悪いように考えてても、結局たぶん結果は変わらないんだったら、いいように考えるほうがお得ってもんだと。

 

なんだかぜんぜん理系男子っぽくない考え方ですが(^^;、とりあえずボクはそういう風に考えるようにしました。わずかな希望とは知りながらも、前向きに。そしてお得に(笑)。

 

*以下の不妊治療専門医院サイトを参考にしました。

愛知県 浅田レディース名古屋駅前クリニックさま

東京都 東京歯科大学市川総合病院 リプロダクションセンターさま

北海道 みずうち産科婦人科さま

新潟県 大島クリニックさま

三重県 西山産婦人科不妊治療センターさま

神奈川県 メディカルパーク湘南さま

大阪府 春木レディースクリニックさま

奈良県 アスカレディースクリニックさま

 

 

 

次回は「13.カミングアウト」です。

 

こちらもどうぞ↓