31.不育症

 

2度目の胚盤胞移植が失敗に終わったと分かり、がっかりするボクたちに先生から出た言葉は思いもよらないものでした。

 

「不育症の検査をしましょうか」

 

不育症!?

 

「不育症の検査は本来は2回3回流産が連続した場合に行うものとされています。今回のような化学流産(生化学的妊娠)を回数に含めるかどうかはまだ議論の余地がありますが…1回目の流産がかなり急激に進行したこともあるし、今のうちに不育症の可能性を考えておいたほうがいいと思います」

 

そして先生からいくつかの検査項目の説明を受け、奥さんの採血をして帰りました。

 

 

不育症*。

妊娠はするけれども、流産、死産や新生児死亡などを繰り返して結果的に子供を持てない場合をいう。

読んで字の如く、不妊症は妊娠しない。不育症は育たない。

そしてそれを合併すると、妊娠もしないし、できても育たない。

 

なんだそりゃ。

踏んだり蹴ったりじゃないか。

泣きっ面に蜂じゃないか。

そうなったら大変じゃないか。

 

もちろん、まだそうと決まったわけじゃない。

流産の原因の8割は受精卵、胎児の染色体異常

といわれている*。

ボクたちの場合は2回連続だったから、2回とも染色体異常であった確率は0.8×0.8=0.64。64%。ということは染色体異常でなかった、つまり奥さん側に何か問題(=不育症)があった確率は36%。(あれ?こんな計算、前にもしたことあるな?**)

 

今現在の不育症率は36%。

 

まぁまだ低いほうか。不育症でない確率のほうがずっと高い。いまのところ。

 

とはいえボクですらこんなに心配になる。きっと奥さんはものすごく悩んでいたと思う。

 

ボクたちはこの時期、ふたたび重い時間を耐え忍びながら、不育症検査の結果を待っていました。

 

 

*厚生労働省研究班「Fuiku-Labo

**「23.妊娠率88 %」のときでした

 

 

 

次回は不妊治療記「32.不妊カウンセリング」です

 

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