34.不妊カウンセリング3:子供欲しいに訳はない

 

不妊カウンセリングの帰り道。

 

「予定よりずっと長くカウンセリングしてもらってたね。どんな話してたの?」

「ずーっと職場の話してた」

「不妊治療の話じゃないんだ(笑)」

「そうなの(笑)。でもね、あたし職場の人に「なんでそこまでして子供欲しいの?」って言われて。それですごく傷ついたことがあるのね」

 

そんな話、はじめて聞いた…

 

「その話したらカウンセラーさん、びっくりしたみたいな顔して「子供が欲しいことに理由なんかなくていいですよ!」って言ってくれたの。あぁ、それでいいんだってすごく安心した。なんか不妊治療までして子供欲しがるって、あたし悪いことしてるのかなって、ちょっと思ってたから」

 

奥さんが不妊治療をがんばってくれているのボクのためでもある。ボクが子供を欲しがっているからでもある。だからこそ、ボクには話せないことがきっと、ある。

同じように家族や、親友にも話せないことがある。多分それぞれに考えていることが、立場が違うから。気遣い、なぐさめてくれる言葉に逆に傷ついてしまうことが、もう何度もあったから。

 

想像だけど、不妊カウンセラーさんってとても中立な人なんだと思う。でもそれは考えのない中立ではなくて、いろんな考えがあることをちゃんと理解したうえでの中立。どんな考え方も間違ってないってわかったうえでの中立。そしてなにより不妊とたたかう人たちを心から応援してくれる人。

 

不妊治療が苦しい。でも何が苦しいのか、何に悩んでいるのかうまく説明できない。カウンセラーの人に「で、何を悩んでるんですか?」なんて聞かれても…困る。

解決法はわかってるの。“妊娠できれば”解決するの。できないから苦しいの。だから相談してなんとかなることじゃないの。

 

そういう風に考える人って多いと思う。でもたぶんカウンセリングってそういうことじゃない。弁護士や医者に相談にいくのとはちょっと違う。はっきりした問題を解決するため、とはちょっと違う。

 

不妊治療、つらいね。苦しいね。不安だよね。

そっか、そういう風に考えてるんだ。うんうん、わかるよ。

イヤなこと言われたんだ。つらかったね。

でも、あなたは間違ってないよ。

あなたの子供、きっとすごくかわいいよ。宝物になるよ。

だから…がんばろうね。

 

そうやって共感してもらえる、心から応援してもらえる、自分は間違ってないんだって確認させてくれる。なんかそういうことを求めていけばいいんじゃないかなと思うのです。

 

や、ボクはカウンセリングの専門家じゃないのでほとんど想像で書いているのですが(;^ω^)、とりあえず奥さんは不妊カウンセリングをうけたおかげで、少しスッキリして、少し前向きになれたようでした。よかったよかった。

 

*とはいえ他の方のブログ等拝見すると、不妊カウンセラーにもやはりいろんなキャラクターの人がいるようです。カウンセラー選びは口コミ等を参考に、慎重にご検討ください。またサイト内にカウンセリング、カウンセラー関係の広告が表示されることがありますが、当サイトとは一切関係ありませんのでご注意ください

 

 

 

次回は不妊治療記「35.プロテインS欠乏症」です 

 

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