39.ブログはじめました

 

奥さんと知り合ってからそれなりに長い年月が過ぎているけど、それでもまだ予測不可能な発言が飛び出すことはある。

 

「ここトト、ブログやってみなよ」

 

「…はぁ!?」

 

「不妊治療のこととか、ココのこととか。不妊で天使パパのブログってあんまりないから、読みたい人絶対いると思うよ」

 

不妊治療経験者で天使ママの奥さんが言うんだから、確かにそうなのかもしれない。

いやいや、しかし…

 

ボクは自他ともに認めるバリバリの理系男子で、入試の時だっていつも国語が足を引っ張ってくれていた。文章を書く機会はあっても決して得意ではないし、第一、日記も付けたことがない。

 

ブログなんてまさかまさか…。

 

 

でももうちょっと考えてみると、そんなに悪くないアイデアに思えてきた。

 

不妊に悩んだ4年間、ココと過ごしてココを失った1年間。たくさんのことがあって、たくさんのことを考えて、たくさんのことを奥さんと話し合った。正直、大変な5年間だった。

 

でもやっぱり忘れていることもたくさんある。思い出そうとしても思い出せないこともあるし、思い出そうともならないほど、完全に忘れ去っていることだってある。

 

忘れたくない。

特にココのことは、何一つ。

 

だから今のうちに、覚えているうちに記録を残しておくのは確かにいいアイデアだ。自分なりに書き起こすことでアタマの中も整理されるだろうし、記憶も定着する(ごく初歩的な記憶術だ)。

 

それにブログという形で発表することで、同じことでこれから悩む人の参考に少しでもなるかもしれない。

 

たとえば不妊治療中、男はこんなこと考えてるよとか。

ヘパリン注射、いろいろ試行錯誤してこの方法に落ち着いたよとか。

天使パパって、こういう風に思っているよとか。

 

どうせならボクたちの経験が誰かの役に立ってくれるとうれしい。ボクたち自身の励みや慰めにもなるかもしれない。

 

うん、悪くないな。やってみようかな。

 

 

とはいえ、やっぱり…

 

たとえばダイチの流産のこと、ココのこと、お葬式のこと。そんなつらいことを鮮明に思い出して書き起こしていくなんて、ボクにできるだろうか?わざわざ自分で自分の感情を落としてしまうことにならないだろうか?

 

…まぁ、いいや。つらくなったらサッサと辞めよう。別にお金をもらってやるわけじゃないし、無責任に辞めてしまったって誰に怒られる筋合いもない。気楽にやろう。

 

そうと決まったらまずはタイトルだな。タイトルは重要だ。語呂がよくて、ボクが書きたいことを端的に表していて、でもポップでキャッチーなやつ。

 

不妊治療…

夫…

天使パパ…

グリーフケア…

理系…

 

ん~。

 

 

数日考えて、ふとトイレに座った瞬間、ヒラメイタ。

 

あ!そうだ!こんなのどうだろう?

 

「理系男子のボクと奥さんの不妊治療のこと」

 

…うん、いいね!これに決まり(ΦωΦ)!!

 

 

 

次回は天使のはなし「40.ありがたいね」です

 

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