4回目の移植日はなんと奥さん37歳の誕生日。
理系男子のボクがこんなことをいうのもおかしいけど、これは何だか縁起がいいような気がする。今度のタマゴはきっと何か持ってる。
移植を終え、いつものように可愛らしいタマゴの写真をもらい、パスタを食べて、誕生日ケーキとワイン…は奥さんもう飲めないんだった。替わりにジュースを買って帰りました。
タマゴの写真を冷蔵庫に貼って、がんばれっ!と念を送って。
そして…妊娠検査薬をネットでポチ。今度はちゃんと感度の高い、なんちゃらワン・ファストを購入。フライング検査に備えました。
*ちなみになんちゃらワン・ファスト、今は輸入できないとかで売ってないんですね(。-`ω-)
数日後、いよいよフライング検査。トイレから出てくる奥さん。ふふふーんなんて平静を装うボク。心臓バクバクしてるくせに。
2人で判定窓を覗き込むと…
!!!
線出てる!
しかもすごくはっきり!
やった!陽性だ!妊娠してる!
奥さん妊娠してる!!
2人で抱き合って喜びました。奥さんは泣きながら言いました。
「あのね、実は今回の移植の時、うまくチューブがはいらなかったの。今まで一度もそんなことなかったのに。それで、あたし今回絶対ダメだって思ってたの」
そんなのはじめて聞いた。きっとボクをがっかりさせないためにずっと黙ってたんだな。ありがとね。
そして判定日。意気揚々とクリニックへ。待ってる時間も今日は全然地獄じゃない。
「うん、今回ははっきり反応出てます。それでは早速今日からヘパリン注射も始めていきましょう」
・・・そうだった、ヘパリン注射。これから毎日だ。本当に大変だ。でもお腹の子のためだと思って…とかボクが言うと、痛い思いをする奥さんに怒られてしまうだろうか。
ともあれこうして、ボクたちのマタニティ生活が再び始まったのでした。
次回「40.ヘパリン注射のコツ」
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