いつもそばに
抱っこしたりベッドに寝かせたりしていると、べべはふいに何もない空中の一点をじっと見つめて、時にはニヤリと笑いだしたりすることもある。 まぁどんな赤ちゃんにでもあることなのかもしれないけど、 &…
続きを読む →抱っこしたりベッドに寝かせたりしていると、べべはふいに何もない空中の一点をじっと見つめて、時にはニヤリと笑いだしたりすることもある。 まぁどんな赤ちゃんにでもあることなのかもしれないけど、 &…
続きを読む →「代理母」に関しては不勉強であまりよくわからない。不妊治療の一つの(というかかなり発展的な)オプションであるとは知っているけど、技術的・制度的・倫理的にどのような問題があり、それが合理的に解決できるものなの…
続きを読む →人生で一番悲しい日を挙げるとするなら、それはココが亡くなった日ではなく、ココと最後のお別れをした、あのお葬式の日だったと思う。 ココが産まれて亡くなった日は、目まぐるしく変わっていく出来事や感…
続きを読む →少し前のことなのだけど、家族で近くの写真館に、べべのお宮参りの写真を撮りに行った。母からの提案で、ココの写真も一緒に持っていくことにした。 ボクの家族、奥さんの家族の撮影が終わって、ボクたち夫…
続きを読む →べべの手術の日のことを書こうと思う。 計画帝王切開で産まれたべべは標準よりは少し小さかったけど、元気に動き、元気に泣き、元気にミルクを飲んでいた。出産直前の、あのヒリヒリするような緊張や不安も…
続きを読む →普通のものより頑丈で重々しい作りの保育器(ドクターカー用のものらしい)に移されて、べべは病室を出て行った。生後5日の子どもがこの状況を理解できているとはとても思えないけど、病室を出るときのべべは確かに、じっ…
続きを読む →夜の病院の廊下は人気もなく、緑色の非常灯だけがやたらと目についた。べべが入っていった手術室と、ボクたちが案内された待合室には煌々と明かりがついているのに、それを隔てる廊下が真っ暗なのがなんだか落ち着かなかっ…
続きを読む →仕事で聞いた企業コンサルタントの人の話。 組織として個人として、より良い能力を身につけようと思ったら、良い行いを習慣化するといい。習慣は習練となり、習性になる。そのためにはまず、どんな事でもい…
続きを読む →ココが亡くなってからいろんな人にいただいたお花を、奧さんはドライフラワーにしてずっと残していた。たくさんの小瓶に詰まったいろんな色、いろんな香りの花たち。先日ボクたちはそれを、ココの桜*の根元に撒いた。 &…
続きを読む →悲しみの比較なんてするべきじゃないことはわかっているけど、それでも子どもを亡くした悲しみは特別だと思う。 子どもがいなくなった自分のことだけが悲しいんじゃない。 きっとあの子にだ…
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