コマーシャル

 

休日の朝、インターホンが鳴ったので出てみると、とあるハウスメーカーの人だった。来週から近所で新築住宅の施行が始まるので、施主のご家族と一緒にあいさつに回っているのだとか。

 

施主のご家族はご夫婦二人と、4歳の元気そうな男の子と、お父さんに抱っこされながら眠っている2歳の女の子。とても感じのいいご家族で、ニコニコしながらよろしくお願いしますとあいさつしてくれた。

 

よく晴れた日。かわいい男の子と女の子。マイホーム。絵に描いたように、まるでコマーシャルに出てくるみたいに幸せそうなご家族だなと思った。

 

そうやってコマーシャルの中にある典型的なものが、当然自分にも手に入ると思っていて、でも実際にはそうはできなくて、とはいえそれが簡単にできる人もいて、だからといってその人が悪いわけでも自分が悪いわけでもなくて、結局は今あるものの中から幸せなことを探していくしかないんだよなぁ、なんてことをその日はずっと、ぐるぐると考えていた。

 

 

 

 

 

 


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