憂鬱

 

目の前を歩く女の子。母親に手を引かれながら、横断歩道の白線だけを踏んでいこうと、小さくジャンプしながら歩いている。

 

きっとこの子は、ココと同じ歳くらいだろう。あの母親と同じ手のぬくもりを、ボクだって感じることができたはずなのに。

 

もうすぐあの日から3年が経つ。このところの憂鬱は、きっとそのせいだ。