久しぶりに友人からメールが来た。
ご無沙汰してます、元気ですか?君の子どももずいぶん大きくなっただろうね。
彼と最後にやりとりしたのは、まだココが奥さんのおなかにいる時だ。彼にも小さな娘さんがいて、いつも子育てなんたるかの持論を熱く語ってくれていた。彼の言う「ずいぶん大きくなった子ども」とは、きっとココのことだ。
実はあの時おなかにいた子は、産まれる前に亡くなってしまったんだ。そのあとに息子が産まれて、その子はもうすぐ1歳4か月になるよ。
そうかい、そんなつらいことがあったんだね。でも今が幸せそうでよかった。
彼のイメージの中で、3歳の女の子を連れたボクの姿は、1歳の男の子を連れた姿にアップデートされたことだろう。それはきっと彼にとって、小さな、十分に修正が可能な変更だと思う。
それでいい。いろいろあったけど、ボクはいま幸せにやっている。それが伝われば、それだけでいい。