18.誕生日

 

不妊クリニックの最後の日に聞いたべべの出産予定日。驚くべきことにその日は、亡くなったお義父さんの命日でした。理系男子のボクとて、さすがにこれは運命的なものを感じる。もしや生まれ変わり?とはいえ今回は計画帝王切開になることが決まっていたので、残念ながら40週0日のその日が来る前にべべは誕生日を迎えることになりそう。

 

主治医の先生の話では37週に入ったら早々に出してあげましょう、とのこと。ヒリヒリ、ヒヤヒヤした毎日を過ごすボクたちには、安全なのであれば1日でも早いほうがありがたい。先生の手術担当日の関係もあって、提案されたのは37週2日の日。

 

おいおい。なんと今度は姪っ子の誕生日。

 

奥さんの妹夫婦の子どもであるその子のことは、ボクたちも産まれた時からよく知っている。明るく元気で、ちょっとおませで、5歳児にして愛読書は「家庭の医学」というおもしろキャラクターの持ち主。

ココがお腹にいた時、姪っ子は奥さんの大きなお腹に興味津々で、この中に小さい女の子がいるんだよと教えてあげると、途端にお姉さんぶるようになって可笑しかった。お葬式で初めてココに会ったとき、3歳だったこの子が一体どう思ったのかは分からないけど、その後も何度もココに手紙や手作りのプレゼントを贈ってくれていた。ずっとココを妹のように思ってくれていたんだと思う。べべが産まれることだって、すごく楽しみにしてくれているに違いない。

 

でも従兄弟で同じ誕生日って、親同士はそれなりに盛り上がるものだけど、当の本人たちにとってはどうなんだろう。ちょっと、想像してみよう。

 

・・・うん、微妙。少なくとも、別にうれしくはない。合同お誕生日会とかは、さすがに勘弁してほしい。

 

というわけで本人たちには迷惑かもしれないが、大人の事情というやつだから仕方ない。まぁエピソードは多いほうが楽しい。

 

エピソードと言えば誕生日にまつわるエピソードがもう一つあって、これも驚くべきことにボクの誕生日はお義父さんと一緒だった。そしてボクとお義父さんは、性格的にとてもよく似ていた(ボクの父親よりもずっと)。誕生日占いが本当に信憑性のあるものなら、誕生日が同じ人は性格も似るということになるかもしれない。とすればべべと姪っ子も似ていることになるが…。まぁそんなわけないか。

 

といいつつも、一応「家庭の医学」は買っておこう。興味を持てば、将来お医者にでもなってくれるかもしれないし(笑)。

 

 

 

19.家族なんだから」へつづく