分岐点

 

週末の学会出張を終えて、今この文章を書いている。

 

充実した週末だった。新しい知見をたくさん得ることができたし、次の仕事への意欲も湧いてきた。友人や同僚の活躍を見るのも嬉しかった。

 

帰りの電車の中。駅を発車してからしばらく並走していた隣の電車(乗客の顔が見えるほど近くを走っていた)が、途中の分岐点で方向を変えて走り去っていった。それを見てまた、ココのことを思い出した。

 

ココがいなくなったあの日は、ボクの人生にとって一つの分岐点だったのだろう。進路を変えた電車の中で、ボクは今、そう悪くない生活を送っている。それでも元いたレールの行き着く先がどこだったのかを、ココがいる生活がどんなだったかを想像しない日はない。

 

多分いろんなことが今と少しずつ違っていて、家具の配置や洗濯物や靴箱の中身も少しずつ違っていて、他人の妊娠や出産話に緊張したりすることはなくて、このブログは書いていなくて、そしてボクは今より少し、悪くない生活だなと思っていたんだろう。

 

そんなことを想像して、また胸が苦しくなった。よせばいいのにとは、わかっているんだけど。

 

 

 

 

 

 


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