おなかの中で子どもが亡くなっていた。
明日、処置する。
誰か、なにか声をかけてほしい。
この悲痛なツイートを目にしたのは数日前のことだ。
圧倒的な孤独の中に、いまこの人はいるのだろうなと思った。
思い描いていた生活や、仕事や、未来や、そんなものが目の前からあっという間になくなって、希望の光なんかなくて、進む方向がわからなくなって(どこに進んでもあの子は帰ってこない)、真っ暗で。
先のことを考えるのも怖い。周りへの報告。社会や仕事からの孤立。黒い気持ち。またあの苦しい妊活をはじめるのか。そして何より明日には、つらい処置が待っている。
そんな孤独から、この人はSNSに救いを求めたんだろう。とても勇気のある行動だと思う。
数百もの返信メッセージは、決して悲しみを消し去ってくれるものじゃない。それでもそのメッセージが、少しでもこの人の力になったことを、この人とご家族にとって祝福すべき時間の助けになったことを、心から祈っている。