16.MRI

 

奥さんの妊娠が分かったとき、一番心配されていたのは前回の帝王切開のことでした。緊急での切開だったため普通より子宮の傷口が大きく、その部分が弱くなっている可能性があった。そこに胎盤がくっついていたり子宮壁が薄くなったりしていると、ベベが大きくなった時に子宮破裂などの大事に至る恐れがある。30週に入るころ、それを調べるために奥さんはMRIの検査を受けることになりました。

 

身体の中を調べる検査と言えばレントゲンやCTが代表的だけど、放射線被ばくのリスクがあるから妊娠中はあまりできない。MRIは同じような検査だけど放射線ではなくて磁気を使って写真を撮るので、胎児にも安全なんだそう。日本小児放射線学会HPでも、安全性を証明した論文が紹介されている(ただしガドリニウム造影剤の使用はいろんなリスクを高める)。

 

検査は平日昼間だったためボクは立ち会えず、ここからは奥さんから聞いた話。

午後からの予約だったけど、午前中に検査室が空いたからと急に呼び出し。車いすでMRI検査室へ。問診票の確認や金属チェック(磁気を使うから金属NG)。検査台に寝転ぶとおなかの上にコイルという板上の機械が乗せられて、機械の中へ。

 

ゴンゴン!

キンキン!

ピギャー!

 

けたたましいRFパルスサウンド。べべも驚いて起きだし、ポコポコと暴れだす。こんなに動いていてキレイに撮れるのかしら?という疑問の中、30分ほどで検査終了。特に痛くも痒くもなかったそう。

 

 

数日後、ボクが面会に来たタイミングに合わせて主治医の先生が結果を説明してくれました。嬉しいことに結果は良好。子宮壁も薄くなっていないし、胎盤も傷口にはほとんど被ってない。心配していたリスクはとりあえず避けられそうとのこと。よかった~。

 

パソコンモニターに映るMRI画像には、もちろん子宮の中のべべも写っていました。ポコポコしてた割にはキレイに撮れているもんだ。縦やら横やらいろんな方向から身体の中をのぞかれているべべ。でも本人はそんなのお構いなしに身体をきゅっと丸めて、奥さんの羊水の中で気持ちよく過ごしているようにみえました。

 

そういえばこの画像ってCDにでも焼いて記念に貰えたりしないんだろうか?有料でもいいんだけど。そんなの言ったら怒られてしまうかな…?いや、せっかくだし今度聞いてみよう。

 

 

 

破水!?」へつづく