次の子を望むこと

 

ココがいなくなってから約一年後。また不妊治療を再開したときのボクたちが考えていたのは、ココの代わりを探すことでも、ココが帰ってくると期待することでもなかった。ただごく自然に、たぶん生きている子の親が思うのと同じように、「ココをお姉ちゃんにしてやりたい」という思いだった。

 

自分のブログを読み返してみると、最初のうちは次の子を望むことに少し罪悪感を持っていたことを思い出す。いなくなったココをないがしろにしているような。失敗を何とか埋め合わせようとしているような。

 

でも時間をかけて、ボクたちは自分たちにとって適切な心のケアをしていったんだと思う。ココがいないことを十分に悲しみ、ココの残したものを存分にいつくしみ、ココの存在を自分たちのなかで確かなものにしていけたからこそ、たぶん自然と、ココの弟妹を望む気持ちになったんだと思う。

 

流産や死産のあとに次の子を望むのは、失ったものを取り返そうとすることじゃない。失ったものを大切にして受け入れて、そしてそれをまた繋げていきたい、これからもずっと繋がっていたいと思うことなんじゃないだろうか。

 

*天使のはなし「41.それから」もどうぞ

 

 

 

 


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